海外金融資産（FBAR on FinCEN Form 114) の開示申告

＄10,000を超える海外金融資産を保有している場合、海外金融資産の開示申告義務があります。　資産を保有していない場合でも会社の保有する金融資産のSigner（小切手にサインしたり、金融資産を動かす権利のある人）であれば、開示申告義務があります。

対象者：　個人（米国市民、グリーンカード保持者、米国居住者）と米国のパートナーシップ、コーポレーション、LLC、トラスト、エステートを含みます。

申告期限：　4月１５日ですが、この日にちを過ぎると１０月１５日まで自動延長され、特別なFormを提出する必要はありません。

海外金融資産：　海外の金融機関が管理する銀行口座、株や債券の口座、投資信託などを指します。　キャッシュバリューのある生命保険や個人年金なども含みます。　なお、政府が管理する年金は対象外です。

申告方法：e-filingしかできません。　FBARの申告ができるTax ソフトか https://bsaefiling.fincen.treas.gov から申告してください。　もし代行を希望される場合は当方までご連絡ください。

ペナルティー：　年間最高額＄12,921ですが、故意に申告をしなかった、又は偽った場合は＄129,210か無申告額の半分のどちらか多いほうが課されます。　故意か否かは証明が難しく、もし申告漏れに気が付いた場合、どのように対処するか判断が難しいため、当方までご相談ください。